【孫子の格言】拙速を尊ぶ

皆さんはこの言葉を聞いた事がありますでしょうか。

まず、この記事を開いたあなたは知的好奇心盛んな方なのかと思います。

「拙速を尊ぶってなんだろう」

「“拙速を尊ぶ”からどんな所感を綴るつもりなのだろう」

そういった、気になることへの探究心がなければこのページは開かれないからです。

その疑問や欲求を即座に行動へ移す力、素晴らしいと思います。

今回の孫子の格言は、それに近い内容となっています。

拙速を尊ぶ とは、

拙くてもいいから速さを優先するものの考えのことです。

これは、 欲をかいて深追いすることなく、早く修むるようにするという意味でもあると私は捉えています。

なので元々、大雑把に行動するのが好きだったり、頭で考えるより身体で動くことを好むタイプの人にはあまり響かない言葉と言えるかもしれません。

どちらかというと、マメなタイプの人ややりたい事があるけど中々行動に移したがらない完璧主義者タイプの方に刺さる言葉になると思います。

そして私は元々、後者でした。

前者に憧れては居ましたが、危険性やリスクなど、やる前に人より多くのことを考えて足をすくめていました。

元々こだわりの強いタイプなので、やることに対しては徹底的にという想いがあったからです。

でも、最近は少しだけ違います。

完成度も大事だけれど、速さも大事だなと思うようになりました。

どれだけ崇高な思想を掲げていたり、どれだけ高性能な精密機器を組み上げられても、
人の時間は有限です。限られた時間の中では、「如何にすごいものを出すか」だけではなく、「如何に早く遂行しようとするか」が肝になります。

最後の一瞬の為だけに7、80年生きることを、多くの人は嫌がるでしょう。
死んでから評価されたり、年老いてから功績を評価される偉人もいますが、
その多くは若いうちからそうなることを望んでいたわけではなく、積み重ねた努力が評価されぬまま続けた結果だと思います。

取り組まなければ、完成はしませんし、「作る」という営みのなかで〝過程〟は必ず発生します。つまり、0⇔100の極端な認識では創作活動は行えないのです。

また、まだ稚拙だ から、まだ完成度が低いから..をいつまでも続けていては、独りよがりのまま方向性を見失ってしまうかもしれません。
本当は周りからすると充分すごい、と思ってもらえたり、応援してくれるような人ができる状態で頑張っているにも関わらず、「まだ完璧じゃないから」と努力する姿を人に隠してしまうことは、そういった人に評価して貰える機会そのものを自分から閉ざしていることになります。

ほんの少し、勇気を出すだけでいいのです。味方になってくれる人は必ずいます。

そういった完璧主義志向の人は、肯定的な意見よりも、否定的な意見の方に目が行きがちです。そして、人からの批判や意見のほうをより気にしてしまいます。
しかし、万人に受けいれて貰えるよう全ての意見に耳を傾けていればそれはあなた自身の意見を押し殺していることに他ならないのです。それでは、あなたがそれをやる意味はなくなってしまいます。

けれど、やりたいことがあって、その為にやらなきゃいけないことがあって、どうしても自分の人生を自分らしく生きたいということであれば、それらを発信していくということは避けられない事実であり、怖がっていてもいずれ遭遇することになる事象です。

発信するということは、自分の考えを周囲に認識させるということであり、価値観を後世に何らかの形で残そうとするということに他ならないからです。

あなたが心底興味があったり、人生で諦めきれないことがあるならば、死ぬときに最も悔いが残るのは「何もしてこなかった時」なのです。

それに比べれば、発信して自分と違う(ともすれば否定的な)意見が飛んできたり、多少の丁寧さが欠け落ちてミスコミュニケーションが生じてしまう、といったことは些細な問題に過ぎません。

対話、発信さえ続けていれば、段々と洗練され確立されていくのですから。

そういった自己発信を、長い歴史の中で紡ぎあって来たからこそ、ヒトの文明はここまで繁栄、進化したのではないでしょうか。

なので、「将来やりたい」だったり「いつかやってみたい」ということがある方は、
今日からでも何か、そのために一つ取り組んでみることをオススメします

それはブログを作る準備をしてみるだったり、エンジニアになる為に無料カウンセリングを受けてみる、でも何でも良いと思います。

実は既に、あなたは今日新しくこのページにたどり着き、今この段落まで目を通しています。
それは些細なことかもしれませんが、昨日迄のあなたにはなかった新しい一歩だと思います。(お役に立てているかは分かりませんが)

ただ、そういった些細なことの積み重ねが大きな未来を創っていくのです。

まずは行動し、それが習慣化できたら同時に発信をしていく。
そういった方々を見ると、心動かされる人たちも増えていきます。

むしろ、最初は拙くても頑張っているほうが、人は応援してくれるのではないでしょうか。

下手だけど、続ける。好きだから、続ける。

継続は力であり、向こう見ずは魔法です。

より強い想いが、より強い流れを生み、より強い関係を築いていくのです。

拙くてもいい。
発信でも、勉強でも、趣味でも。
最初は自信がなくて当たり前。

今自分が熱中して取り組んでいることがあれば、それを早い段階で形にするように、昨日より早く動いてみる。


今自分が無気力な日々を送っていて、何かやりたいことが欲しいのであれば、取り合えず何かアクションを起こしてみる。(人に相談するも良し、何か本を買うも良し、ノートにやりたいことを書き出してみるも良し..)

いつかやろう、まだ拙い、ではなく、
いまから見せよう、すぐやろうぐらいの気持ちで取り組むことで、
自然と完成度と速度の双方が研ぎ澄まされていくのです。勢いが大事です。

古川 賢太郎 en Twitter: "この超訳は天才的。 多分動くと思うからリリースしようぜ! https://t.co/F1M68UUprt… "
Facebook CEOのザッカーバーグさんの至言。それぐらい、勢いは大事。

もう一度言います、勢いは大事です。

結婚に起業、転職にビジコンなど、人生の節目節目で影響を与えるアクションは勢いで決まります

これを見て「何かやりたくなった!」という方は、その勢い(エネルギー)を創造的なことに使い、
悔いのない時間を過ごしていきましょう!!


私たちのチームでは、私たちのビジョンに共感し、より自身の技術や人生を豊かなものにしたいという意欲的なメンバーを募集しています。↓興味がございましたら、ご連絡下さい。ヾ(。・д・。)

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