InstagramAPIをご存知でしょうか?すでに利用している人は、2020年6月29日をもって旧APIが廃止されて新APIにリニューアルされたことは記憶に新しいかと思います。
では、具体的に何が変わったのでしょうか。ここでは、現行のInstagram GraphAPIとBasic DisplayAPIで何ができるかについてまとめました。
InstagramAPIの基本
まずはInstagramAPIを知らない人のために、どのようなものかについて紹介していきましょう。
InstagramAPIとは?
InstagramAPIとは、Instagramのアカウントの基本的なプロフィールや写真、動画の取得をプログラムによって行うシステムのことです。APIを利用すれば、どのようなアカウントにもアクセスして、データを取得することができます。
2020年6月29日をもって旧APIは廃止
InstagramAPIは旧APIが2020年6月29日をもって廃止されました。これからは新しいAPIとして、Instagram GraphAPIとBasic DisplayAPIが利用される形になりました。大きな変更点としては、画像に位置情報が含まれなくなります。これはプライバシー保護の観点から必要性が増していました。
InstagramAPIでできる8項目とは?
InstagramAPIが旧式から新しいものに変更されたことによって、データを利活用していたツールも新環境に適合した形に改変が進められています。
では新APIでは何ができるのか、ここでは主要な8項目についてみていきましょう。
ユーザー情報
ユーザーの情報やユーザーの投稿一覧についてチェックすることができます。ユーザー情報とは具体的にユーザーIDやユーザー名、プロフィール写真といったものが含まれます。特定の一ユーザーを深く分析したいときに、便利な情報群です。
フォロー情報
ユーザーのフォロー情報に関してチェックできます。フォローしている、されている数のそれぞれを把握できます。さらに特定のアカウントへのフォローの推奨も可能で、フォロワーを増やす意味でも役立つ機能といえます。
投稿画像・動画の情報取得
特定の写真や動画に関する情報が取得できます。情報とは具体的に投稿した時間やテキスト、フィルター情報などです。またその写真や動画に紐づけられているコメントやいいね、タグ情報に関して指定された条件で並べ替えも可能です。
コメントに関するアクション
コメント内容やコメント回数に関する分析も行えます。他にもコメントを投稿したり、特定のワードが含まれるコメントを削除するなどといった操作も可能になります。
タグ情報取得
特定のタグに紐づいている写真や動画を取得できます。キーワードによる検索や人気順など並べ替えて一覧表示することも出来るので、組み合わせてGoogle検索のようなサーチエンジンとしてInstagram内をクロール(巡回)して情報収集することができます。
スポットIDの指定
投稿された写真や動画にスポットIDやfoursquareのIDを指定して表示できます。スポットIDとは位置情報、ジオタグなどと呼ばれ、FacebookのPlaceIDと同じものです。
Instagramマーケティングではハッシュタグの次に重要と言われるほどのキー要素です。
場所指定で画像投稿
写真や動画を投稿するときに、場所情報の表示を行う機能です。これだけだと「既にあるのでは?」と思われると思います。Instagram APIを活用することでより高度な操作が可能になり、緯度や経度を指定して投稿が行えるようになります。
InstagramAPIの成功事例
InstagramAPIを導入して成功した事例もいろいろとあります。例えばBufferではインスタグラムAPIを活用して、Engageという新商品を展開しています。Engageのリリース以来、こちらを内包したプラットフォームの採用率は30%を超えるようになりました。
HivencyではInstagramAPIを活用して、マッチングサービスを展開しています。クリエイターを企業が見つける、クリエイターとコラボレーションして新ビジネスを展開するのをサポートできています。インフルエンサーマーケティングにも役立てているようです。
FlickのハッシュタグツールもInstagramAPIを活用したサービスです。ハッシュタグ検索して、ユーザーが投稿するにあたってベストのハッシュタグが見つかりやすくなりました。ユーザーは簡単な操作でハッシュタグが保存できるようになりました。
このようにいろいろな企業が、InstagramAPIをビジネスに取り入れ、利活用しています。
アイデアや知見次第で、膨大なデータ情報をもとに幾らでもサービスを生み出すことが可能なのです。
APIは積極的にビジネスに活用しよう!
このように、Instagram APIを利用することで多くの実店舗やIT企業で事業領域の拡大・販路開拓などを狙うことが出来ます。
ユーザーデータを取り入れた最適化マーケティングをしたいtoCの企業は勿論、自社の認知度を広めていきたい中小企業の方などにもおすすめの技術です。
紹介した機能を組み合わせることで自社のビジネスにどういった活用方法があるか、策略を練りながら有効活用していきましょう。
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それでは、今回の記事は以上となります。
ここまでお読みいただきありがとうございました!