
概要 📖 – 設定値を表に書き出す
Parameter DATは、他のオペレータのパラメータ値・式・モード・属性を行ごとに一覧化し、テーブル形式で出力する DATです。値・初期値・式・エクスポート設定など多彩な属性を列として選択でき、UI 構築や状態モニタリング、プリセット管理に活用できます。
主な用途 🎯
- 他オペレータの設定値を表として一覧化
- カスタムパラメータの一括取得とログ記録
- デバッグ用パネルでの値モニタリング
- プリセット保存のための値スナップショット
- Export 状態の検査 (式・モード・参照先の可視化)
- メニュー選択肢の取り出し (UI 動的生成)
データフロー 🔄
入力: 対象オペレータの指定 + パラメータ名パターン
↓
各パラメータをスキャンして属性抽出
↓
出力: 行 = パラメータ、列 = 属性 (値・式・モード等) のテーブル
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パラメータ解説 ⚙️
Parameter Page 📋
対象指定 .target 🎯
どのオペレータのどのパラメータを取得するかを指定するパラメータ群
Operators .ops 🎛️
– Operators (対象オペレータ) — 値を取得する対象オペレータの名前またはパスを 1 つ以上指定。
– ワイルドカード使用例: wave1、slider*、constant[1-9]、constant[10-19:2]、../base1。
– メニューから直接オペレータを選択することも可能。
Parameters .parameters 🔎
– Parameters (対象パラメータ名) — 取得したいパラメータ名のパターン。ワイルドカード対応。
– 全パラメータを取得する場合は *。
– 除外パターンは先頭に ^ を付ける (例: ^t?)。
– メニューからの選択も可能。
命名オプション .naming 🏷️
出力するパラメータ名の表示方法とリネーム規則
Include Op Name .includeopname ✅
– Include Op Name (オペレータ名を含める) — 表の各パラメータ名にオペレータ名を接頭辞として付加。
– 複数オペレータを同時に取得する際に、どの値がどのオペレータ由来かを区別できます。
Rename from .renamefrom 🔤
– Rename from (リネーム元パターン) — リネーム対象パラメータ名のパターンマッチング文字列。
– 詳細は公式 docs の Pattern Matching 参照。
Rename to .renameto 🔁
– Rename to (リネーム先パターン) — リネーム後のパラメータ名パターン。
– 詳細は公式 docs の Pattern Expansion 参照。
パラメータ種別 .category 🗂️
取得対象とするパラメータの種類を絞り込むスイッチ
Custom .custom 🎨
– Custom (カスタムパラメータを含める) — オペレータに追加したカスタムパラメータを出力対象にする。
– ユーザ定義の UI 用パラメータを一括取得する際に有効。
Built-In .builtin 🏗️
– Built-In (標準パラメータを含める) — オペレータ標準の組み込みパラメータを出力対象にする。
– デフォルトの位置・スケール等の標準パラメータを取得したい場合に使用。
Output Page 📤
出力列 .output_columns 📊
出力テーブルにどの属性列を含めるかを切り替えるトグル群
Header .header 🔖
– Header (列見出しを出力) — 出力テーブルの 1 行目に列見出し (ヘッダー) を含めるかどうか。
– 後段で表として処理する場合は通常オンが便利。
Name .name 🏷️
– Name (パラメータ名列) — パラメータの名前を列として出力。
Value .value 🔢
– Value (評価値列) — パラメータの評価済みの値 (文字列形式) を列として出力。
– 通常の値のモニタリングはこの列が中心になります。
Eval .eval 🐍
– Eval (Python オブジェクト評価値) — 評価値を Python オブジェクトとして出力。
– スクリプト処理で型を保持したい場合に有用。
Constant .constant 📌
– Constant (定数値列) — パラメータが定数モードのとき、その現在の定数値を出力。
Expression .expression 🧮
– Expression (式列) — パラメータが式モードのとき、設定されている Python 式を文字列で出力。
– 式の自動収集やドキュメント化に有用。
Export .export 📡
– Export (エクスポート参照列) — パラメータがエクスポートモードのとき、参照元のパスを出力。
– エクスポート参照を一覧監査するのに便利。
Mode .mode 🔄
– Mode (現モード列) — 各パラメータの現在モード (定数 / 式 / エクスポート) を出力。
Style .style 🎨
– Style (パラメータ型列) — パラメータの型 (Float、Menu、Toggle 等) を出力。
– 後段で型ごとの処理を分岐させる際の判別キーになります。
Tuplet Name .tupletname 🔗
– Tuplet Name (タプレット名列) — そのパラメータが属するタプレット名を出力。
– 例: Geometry COMP の tx は t タプレットに属します。
Size .size 📐
– Size (タプレット要素数列) — タプレットのサイズを出力。
– 例: t タプレット (tx, ty, tz) ならサイズ 3。
Path .path 📁
– Path (ノードパス列) — パラメータが属するオペレータのパスを出力。
– 複数オペレータをまとめて取得した際の追跡に有用。
Menu Index .menuindex 🔢
– Menu Index (メニュー選択番号列) — メニュー型パラメータの場合、現在選択中のインデックスを出力。
Define Page 📁
定義属性列 .define_columns 🛠️
パラメータ定義 (範囲・既定値・有効状態等) を列として出力するトグル群
Min/Max .minmax 📏
– Min/Max (最小最大値列) — パラメータの最小値・最大値を出力。
– クランプが無効な場合、最小列は 0、最大列は 1 となります。
Clamp Min/Max .clampminmax 🚧
– Clamp Min/Max (クランプ有効列) — Min/Max クランプが有効かどうかの真偽値を出力。
– 真の場合、上記 Min/Max 列の値で値がクランプされます。
Norm Min/Max .normminmax 🎚️
– Norm Min/Max (UI 表示範囲列) — UI 上のスライダーの最小・最大値 (表示範囲) を出力。
– 値そのもののクランプ範囲とは別に、操作 UI の範囲を取得できます。
Default .default ↩️
– Default (既定値列) — パラメータの既定値を出力。
– プリセットの差分検出や Reset 機能の実装に活用可能。
Enabled .enabled ✅
– Enabled (有効状態列) — パラメータが現在有効かどうかの真偽値を出力。
Read Only .readonly 🔒
– Read Only (読み取り専用列) — パラメータが読み取り専用かどうかの真偽値を出力。
Section .section 📑
– Section (セクション区切り列) — パラメータの上にセクション区切り (横線) が存在するかどうかを出力。
Menu Names .menunames 📜
– Menu Names (メニュー内部名列) — メニュー型パラメータの場合、選択肢の内部名リストを出力。
Menu Labels .menulabels 🏷️
– Menu Labels (メニュー表示名列) — メニュー型パラメータの場合、UI 表示用のラベル文字列リストを出力。
Common Page 🔧
Language .language 📝
DAT が動作するスクリプト言語の決定方法
| 項目 | 内部名 | 説明 |
|---|---|---|
| Input | .input |
入力 DAT のスクリプト言語を使用 |
| Node | .node |
この DAT 自身のスクリプト言語を使用 |
Edit/View Extension .extension 📄
外部エディタに公開するファイル拡張子の選択
| 項目 | 内部名 | 説明 |
|---|---|---|
| dat | .dat |
汎用的なファイル拡張子 dat を使用 |
| From Language | .language |
DAT のスクリプト言語に応じた拡張子を自動選択 |
| Custom Extension | .custom |
Custom Extension で指定したカスタム拡張子を使用 |
Custom Extension .customext 🔤
Edit/View Extension が Custom Extension のときに適用される拡張子:
- Custom Extension 文字列:
Edit/View Extensionがcustomのときに使用される任意のファイル拡張子
Word Wrap .wordwrap 🔁
ノード表示でのワードラップ (折り返し) の有効化
| 項目 | 内部名 | 説明 |
|---|---|---|
| Input | .input |
入力 DAT の Word Wrap 設定を継承 |
| On | .on |
Word Wrap を有効化 (ノード上の長い行を折り返し表示) |
| Off | .off |
Word Wrap を無効化 (折り返さずそのまま表示) |
実践アイデア 💡
Example 1: UI パネルの値モニタリング 📊
Geometry COMP → Parameter DAT (t? rotate? scale?) → Table DAT (Container COMP に表示)
対象オペレータの主要なトランスフォーム値をリアルタイムに表として表示するモニタリング UI を素早く組み立てる用途。デザイナーが調整中の数値を画面上で常時確認できます。
- Parameter DAT の
Operatorsにgeo1等の対象オペレータを指定 Parametersにt? r? s?のようなパターンを設定して位置・回転・スケールを抽出- Output Page で
NameとValueをオンにして列を最小限に絞る - 出力先を Container COMP に貼り付けて常時表示パネルとして使用
Example 2: プリセット値の保存 💾
Control COMP → Parameter DAT (Custom only) → Convert DAT (CSV) → File Out DAT
ライブパフォーマンス前に Control COMP のカスタムパラメータをまとめて CSV に書き出し、プリセットファイルとして保存・読み込みできる仕組みを構築する用途。
- Parameter DAT の
Customをオン、Built-Inをオフに設定 - Output Page で
NameとValueのみオンにして必要列だけ抽出 - 後段に Convert DAT を接続して CSV 形式に整形
- File Out DAT へ流してプリセットファイルとして保存
Example 3: エクスポート参照の一括監査 🔍
Parameter DAT (Mode + Export + Expression) → Select DAT (Mode = export) → Text DAT (レポート)
プロジェクト全体でエクスポート参照や Python 式に依存しているパラメータを一覧化し、依存関係が想定通りかを点検するデバッグ・監査用途。大規模プロジェクトの整理に有効です。
- Parameter DAT の
Operatorsに*を指定して全オペレータを対象化 - Output Page で
Mode、Export、Expressionをオン - 後段の Select DAT で
Mode列がexportの行のみ抽出 - Text DAT に流して参照先パスのレポートを生成
関連オペレータ 🔗
類似機能OP 🔍
- Examine DAT — オペレータの内部状態を表として吐き出す同系統 DAT
- Evaluate DAT — 入力テーブルのセル内 Python 式を評価して結果テーブルを返す
- Parameter Execute DAT — パラメータの値変化をトリガとしてコールバックを実行 (取得ではなく監視)
- ParGroup Execute DAT — タプレット (パラメータグループ) 単位での変化監視コールバック
組み合わせ推奨OP 🔄
- OP Find DAT — 対象オペレータ群を先に収集して Parameter DAT に与える
- Select DAT — 出力テーブルから条件に合致する行のみを抽出
- Convert DAT — 出力テーブルを CSV や TSV などの文字列形式に変換
- Lookup DAT — パラメータ名をキーにテーブルを参照して値を引く
- Sort DAT — 出力テーブルを列でソートしてレポート向けに整形
- Table DAT — 出力テーブルを編集可能な形で保持・編集
前処理・後処理DAT 🎯
Info CHOP情報 📊
Parameter DAT は Info CHOP や Info DAT を併用することで、テーブルの行数・列数や DAT 共通のメタ情報を取得できます。
DAT 固有情報 📋
num_rows: DAT の行数num_cols: DAT の列数type: DAT の型 (table / text)is_table: テーブル形式の場合 1、テキスト形式の場合 0
汎用オペレータ情報 🔄
total_cooks: プロセス開始からのクック回数cook_time: 最後のクック時間 (ミリ秒)cook_frame: 最後にクックされたフレーム番号warnings: 警告数errors: エラー数
DAT 共通情報 📋
num_rows: 出力テーブルの行数 (ヘッダー含む)。取得対象パラメータ数の確認に使用。num_cols: 出力テーブルの列数。Output / Define ページのトグル設定状況の確認に使用。total_cooks: ノードが過去にクックされた累計回数。動作確認やパフォーマンス調査に有用。last_cook_time: 前回のクックに要した時間 (ミリ秒)。重い参照解決の検出に使用。modified: テーブル内容が前フレームから更新されたかを示すフラグ。差分検出のトリガとして活用可能。
トラブルシューティング ⚠️
よくある問題と解決策 🔧
❌ Problem: 対象パラメータが表に現れない
✅ Solution:
Parametersパターンが対象を含むか確認 (全件取得は*)Custom/Built-Inのトグル状態を確認 (両方オフだと結果空)Operatorsのパスが解決できているか (タイポ・相対パス間違い) を点検
❌ Problem: 値が更新されない
✅ Solution:
- 下流で参照する側の依存設定を確認し、Parameter DAT がクック対象になっているか点検
- Output Page の
Valueがオフだと値列自体が出力されないため確認 - 対象パラメータが Read Only や式評価エラーで stale になっていないか確認
❌ Problem: 列が想定と違う数になる
✅ Solution:
- Output Page と Define Page の各トグルを必要なものだけに整理
- Select DAT を後段に追加して必要列だけ抽出
Headerをオフにするとヘッダー行が消えるため、後段処理の前提と合わせる
❌ Problem: オペレータ名がパラメータ名と混在して読みにくい
✅ Solution:
Include Op Nameをオンにしてパラメータ名にオペレータ名接頭辞を付与Rename from/Rename toでパターンに基づくリネームを行う- 後段で Sort DAT によりオペレータ別にまとめて視認性を改善
参考資料 📚
その他 🔗
- TouchDesigner Wiki — DAT 概要
- TouchDesigner Wiki — Category:DATs
- TouchDesigner Wiki ホーム
- TouchDesigner 公式 Forum
- Facebook — TouchDesigner Help Group

