
概要 📖 – 映像を他アプリへ送出
Syphon Spout Out TOPは、TouchDesigner の映像を Syphon(macOS)または Spout(Windows)を介して他のアプリケーションへ共有する TOPです。GPU 上のテクスチャをそのまま送出するため、同一マシン内のアプリ間で低遅延の映像連携が実現します。
主な用途 🎯
- TouchDesigner の映像を他アプリへリアルタイム送出(macOS は Syphon、Windows は Spout)
- VJ ソフトやプロジェクションマッピング用ソフトへの GPU テクスチャ共有
- ビデオミキサーや配信ソフト(OBS 等)への映像供給
- 同一マシン内の複数アプリ間でのゼロコピーに近い映像連携
- ゲームエンジン(Unity・Unreal)や他のクリエイティブツールとの映像連携
データフロー 🔄
入力: 上流 TOP の映像(GPU テクスチャ)
↓
Sender Name で名前を付けて公開
↓
出力: Syphon / Spout 受信側アプリへ共有
初心者の方は、以下日本語書籍も手元にあると安心です。

実際の案件事例まで踏み込んで紹介されていて、効率よくスキルアップするなら必携の二冊です!
パラメータ解説 ⚙️
Syphon Spout Out Page 📋
送出設定 📡
Active .active 🔘
– Active (有効化) — 映像の送出をオン・オフします。
– オフにすると受信側アプリへの公開が止まります。
Sender Name .sendername 🏷️
– Sender Name (送信者名) — 出力する Syphon / Spout の送信者名を指定します。任意の文字列が使えます。
– 受信側アプリはこの名前を頼りに映像ソースを選択します。
実践アイデア 💡
Example 1: VJ ソフトへ映像送出 🎛️
Composite TOP → Syphon Spout Out TOP → VJ アプリ(Resolume / MadMapper 等)
TouchDesigner で生成した映像を Syphon Spout Out TOP で公開し、別アプリの VJ ソフトやプロジェクションマッピングソフトへ GPU テクスチャとしてリアルタイムで送り込む基本フロー。
- 送出したい映像を Syphon Spout Out TOP の入力に接続
Sender Nameにわかりやすい送信者名を設定Activeをオンにして送出を開始- 受信側アプリ(VJ ソフト等)で同じ送信者名のソースを選択
Example 2: 配信ソフトへ供給 📺
Render TOP → Syphon Spout Out TOP → 配信ソフト(OBS 等)
TouchDesigner のレンダリング結果を Syphon Spout Out TOP 経由で配信ソフトへ渡し、ライブ配信や録画の映像ソースとして活用するフロー。同一マシン内なので画面キャプチャより低遅延です。
- 配信したい映像を Syphon Spout Out TOP に接続
- 配信ソフト側で Syphon / Spout 受信プラグインを有効化
- 送信者名を一致させて映像ソースとして取り込み
Example 3: ゲームエンジン連携 🎮
TouchDesigner 映像 → Syphon Spout Out TOP → Unity / Unreal
TouchDesigner で作った映像を Syphon Spout Out TOP で公開し、Unity や Unreal のテクスチャとして取り込んで、リアルタイムグラフィックスの素材として共有する用途。
- 送出する映像を Syphon Spout Out TOP に接続して送信者名を設定
- ゲームエンジン側の Syphon / Spout 受信コンポーネントで同名ソースを受信
関連オペレータ 🔗
類似機能OP 🔍
- NDI Out TOP — ネットワーク経由で映像を送出(別マシンにも配信可能)
- Touch Out TOP — TouchDesigner インスタンス間で映像を送出
- Video Stream Out TOP — 映像を圧縮ストリームとして送出
- Shared Mem Out TOP — 共有メモリ経由で映像データを渡す
組み合わせ推奨OP 🔄
- Syphon Spout In TOP — 他アプリからの映像を受信する対の入力 TOP
- Null TOP — 送出前の中継点として接続を整理
前処理・後処理TOP 🎯
- 前処理: Out TOP、Null TOP
- 後処理: Syphon Spout In TOP
Info情報 📊
Syphon Spout Out TOP は Info CHOP / Info DAT で各種ステータスを取得できます。
TOP固有情報 🖼️
resx: TOP の出力解像度 X (ピクセル単位)resy: TOP の出力解像度 Y (ピクセル単位)aspectx: アスペクト比 Xaspecty: アスペクト比 Ydepth: 3D テクスチャ / テクスチャ配列の深度 (2D テクスチャでは 1)gpu_memory_used: TOP が消費している GPU メモリ量 (MB 単位)
汎用オペレータ情報 🔄
total_cooks: プロセス開始からのクック回数cook_time: 最後のクック時間 (ミリ秒)cook_frame: 最後にクックされたフレーム番号warnings: 警告数errors: エラー数
解像度情報 📐
resx: 出力テクスチャの横幅(ピクセル)resy: 出力テクスチャの高さ(ピクセル)
アスペクト情報 🖼️
aspectx: 横方向のアスペクト比aspecty: 縦方向のアスペクト比
GPU メモリ情報 💾
gpu_memory_used: この TOP が使用している GPU メモリ量
クック情報 ⏱️
cook_time: 直近のクックに要した時間(ミリ秒)total_cooks: このノードがクックされた累計回数
トラブルシューティング ⚠️
よくある問題と解決策 🔧
❌ Problem: 受信側に映像が出ない
✅ Solution:
Activeがオンになっているか確認- 送信側と受信側で
Sender Nameが完全に一致しているか確認 - 前段に Null TOP を入れて映像が来ているか確認
❌ Problem: プラットフォームが対応していない
✅ Solution:
- Syphon は macOS、Spout は Windows 専用のため OS を確認
- 別マシンへ送りたい場合は NDI Out TOP を使用
- 受信側アプリが Syphon / Spout に対応しているか確認
❌ Problem: 映像がカクつく・遅延する
✅ Solution:
- 送出解像度が高すぎないか確認し、必要に応じて前段で縮小
- GPU メモリの使用量を Info で確認し余裕があるか確認
- 同時に動かしている重い処理を見直して負荷を分散
参考資料 📚
その他 🔗
- TouchDesigner Wiki — Category:TOPs
- TouchDesigner Wiki — Pixel Formats 解説
- TouchDesigner Wiki ホーム
- TouchDesigner 公式 Forum
- Facebook — TouchDesigner Help Group

