
概要 📖 – Web ページを画像化
Web Render TOPは、Web ページや HTML コンテンツをブラウザプロセスで描画し、画像テクスチャとして出力する TOPです。URL・ローカルファイル・DAT 内の HTML を入力にでき、JavaScript も動作します。
主な用途 🎯
- Web ページや HTML を画像テクスチャとして取り込み
- 動的なデータ可視化ダッシュボードの埋め込み
- HTML・CSS・JavaScript ベースの UI 表示
- 外部 Web コンテンツのライブ配信への合成
- DAT 内の HTML 文字列を直接レンダリング
データフロー 🔄
入力: URL / ファイル / DAT の HTML
↓
ブラウザプロセスで描画
↓
出力: 画像テクスチャ
初心者の方は、以下日本語書籍も手元にあると安心です。

実際の案件事例まで踏み込んで紹介されていて、効率よくスキルアップするなら必携の二冊です!
パラメータ解説 ⚙️
Web Render Page 🌐
基本設定 .basic ⚙️
Active .active 🔘
– Active (有効化) — Web Render TOP の動作を有効・無効にします。
– オフにするとブラウザプロセスの描画が停止します。
Reload Source .reloadsrc 🔄
– Reload Source (ソース再読込) — 入力元の DAT・URL・ファイルを再読込します。
Reload Current Page .reload ↻
– Reload Current Page (現在ページ再読込) — Web ブラウザの更新と同じく、現在のページを再読込します。
Reset Update Count .resetcount 🧮
– Reset Update Count (更新回数リセット) — ページが更新された回数のカウンタをリセットします。
– カウント値は Info CHOP 経由で取得します。
Only Update when Loaded .updatewhenloaded ⏳
– Only Update when Loaded (読込完了時のみ更新) — ページが完全に読込まれたときのみ Web ページを表示します。
Cook Always .alwayscook ♨️
– Cook Always (常時クック) — オンで毎フレーム クックします。
– オフの場合、最後の更新を受け取ってから 10 フレーム追加でクックし連続性を保ちます。
Transparent Background .transparent 🫧
– Transparent Background (透過背景) — Web ページを透明な背景で読込みます。
– このオプションはブラウザプロセスを再起動します。
Enable Media Stream .mediastream 🎥
– Enable Media Stream (メディアストリーム有効化) — Web Render インスタンスがマイクとカメラを使えるようにします。
Redirect Popups .redirectpopups 🪟
– Redirect Popups (ポップアップ転送) — ポップアップを無視せず、ポップアップ先の URL に切替えます。
Maximum Render Frame Rate .maxrenderrate 🎞️
– Maximum Render Frame Rate (最大描画フレームレート) — ページを描画する最大フレームレートを設定します。
– 60 より高く設定可能ですが、そのフレームレートを保証するものではありません。
Number of Frame Buffers .numbuffers 🗂️
– Number of Frame Buffers (フレームバッファ数) — キャッシュする画像の最大枚数を設定します。
DPI Scaling Factor .dpiscale 🔍
– DPI Scaling Factor (DPI 拡大率) — 描画する Web ページの DPI 拡大率を設定します。
– デフォルト式は TouchDesigner のモニタ 0 の DPI Scale に合わせます。
Use Shared Texture .sharedtexture 🤝
– Use Shared Texture (共有テクスチャ使用) — 共有メモリではなく Direct3D 11 テクスチャを TouchDesigner とブラウザプロセス間で共有します (Windows のみ、効率が向上)。
User Cache Directory .userdir 📁
– User Cache Directory (ユーザーキャッシュ先) — cef がユーザーデータを保存する永続ディレクトリです。
Options .options 🧩
– Options (追加オプション) — ブラウザプロセスに渡せる追加オプションです。
– このオプションはブラウザプロセスを再起動します。
Restart if Process Died .autorestart 🔁
– Restart if Process Died (異常終了時に再起動) — ブラウザプロセスが落ちた場合に自動で再起動します。
Restart .autorestartpulse ⏏️
– Restart (再起動) — ボタンを離した瞬間にブラウザプロセスを即時再起動します。
– Python では pulse() メソッドで実行します。
入力ソース .source 📥
Web ページの入力元を選択する設定
| 項目 | 内部名 | 説明 |
|---|---|---|
| URL or File | .urlorfile |
URL またはローカルファイルから読込 |
URL・DAT 指定 .addr 🔗
URL or File .url 🌍
– URL or File (URL またはファイル) — Web ページの URL またはアドレスを指定します。
DAT .dat 📝
– DAT (DAT 入力) — Web ページとして読込むテキストを保持する DAT を指定します。
音声出力 .audio 🔊
Web ページの音声をどこに出力するかを選ぶ設定
| 項目 | 内部名 | 説明 |
|---|---|---|
| Off | .off |
音声を無効化 |
| Route to System Audio Out | .system |
システムの音声出力へ送る |
| Route to Audio Web Render CHOPs | .audiochop |
Audio Web Render CHOP へ送る |
リクエスト制御 DAT .requestdat 🛂
Modify Header DAT .headerdat 📨
– Modify Header DAT (ヘッダ変更 DAT) — 指定 URL のリクエストヘッダを変更します。Name・Value・URL 列を持つテーブルを指定します。
– URL 列にマッチした URL に対し、対応する Name と Value がリクエストヘッダに挿入され、既存値を置換します。URL は パターンマッチングを含められます。
Allow URLs DAT .allowurls ✅
– Allow URLs DAT (許可 URL DAT) — 読込を許可する URL の一覧テーブルを指定します。URL は パターンマッチングを含められます。
Block URLs DAT .blockurls 🚫
– Block URLs DAT (ブロック URL DAT) — 読込まない URL の一覧テーブルを指定します。Allow URLs DAT で許可された URL もここでブロックします。URL は パターンマッチングを含められます。
実践アイデア 💡
Example 1: データ可視化の埋め込み 📊
Web Render TOP (URL) → Composite TOP → Out TOP
外部のグラフ描画ページを Web Render TOP の URL 入力で取り込み、Composite TOP で背景映像と重ね合わせてライブダッシュボードとして出力する基本フロー。
- Web Render TOP の Source を「URL or File」に設定
- URL or File に可視化ページのアドレスを入力
- Composite TOP で背景レイヤーと合成
- Out TOP から最終出力へ送る
Example 2: HTML 文字列の直接描画 📝
Text DAT (HTML) → Web Render TOP (DAT) → Null TOP
Text DAT に書いた HTML・CSS をそのまま Web Render TOP の DAT 入力に渡し、ローカルサーバーを立てずに自作 UI をテクスチャ化して後段へ流す例。
- Text DAT に HTML 文字列を記述
- Web Render TOP の Source を DAT 側に切替え DAT 入力を接続
- Null TOP を後段に置いて参照を安定化
Example 3: 透過 UI のオーバーレイ 🫧
Web Render TOP (Transparent) → Over TOP → Render 出力
Transparent Background をオンにした Web Render TOP で HTML 製の透過 UI を描画し、Over TOP で映像の上にオーバーレイ表示するインタラクティブ演出の例。
- Web Render TOP の Transparent Background をオン
- Over TOP の前面入力に Web Render TOP を接続
関連オペレータ 🔗
類似機能OP 🔍
- Movie File In TOP — 外部メディアを画像として読込む入力 TOP
- Text TOP — テキストを画像化する生成 TOP
組み合わせ推奨OP 🔄
- Composite TOP — Web ページ画像を他レイヤーと合成
- Over TOP — 透過 UI を映像の上にオーバーレイ
- Null TOP — 後段参照を安定化する中継
前処理・後処理TOP 🎯
Info情報 📊
Web Render TOP は Info CHOP / Info DAT による状態情報の取得に対応しています。
TOP固有情報 🖼️
resx: TOP の出力解像度 X (ピクセル単位)resy: TOP の出力解像度 Y (ピクセル単位)aspectx: アスペクト比 Xaspecty: アスペクト比 Ydepth: 3D テクスチャ / テクスチャ配列の深度 (2D テクスチャでは 1)gpu_memory_used: TOP が消費している GPU メモリ量 (MB 単位)
汎用オペレータ情報 🔄
total_cooks: プロセス開始からのクック回数cook_time: 最後のクック時間 (ミリ秒)cook_frame: 最後にクックされたフレーム番号warnings: 警告数errors: エラー数
更新状況 🔄
更新回数: ページが更新された回数。Reset Update Count で初期化読込状態: ページの読込完了状況の確認
エラー診断 🩺
Info DAT エラー: 共有テクスチャ不具合時のエラー文字列を確認プロセス状態: ブラウザプロセスの稼働・再起動状況
トラブルシューティング ⚠️
よくある問題と解決策 🔧
❌ Problem: 画像が表示されない
✅ Solution:
Activeがオンになっているか確認Use Shared Texture使用時は Info DAT を向けてエラーを確認- 複数 GPU 環境では TouchDesignerWebRender.exe が同じ GPU を使うよう設定
❌ Problem: 音声が再生されない
✅ Solution:
Audio Optionsを Off 以外に設定- 設定変更後はブラウザプロセスが再起動されるため数フレーム待つ
- システム出力か Audio Web Render CHOP のどちらに送るか選択を確認
❌ Problem: ページが更新されない
✅ Solution:
Cook Alwaysをオンにして毎フレーム クックさせるReload Current Pageで手動再読込を実行Only Update when Loadedがオンの場合は読込完了を待つ
❌ Problem: TOP がエラーになる
✅ Solution:
User Cache Directoryが他の Web Render TOP と重複していないか確認- 各 Web Render TOP に一意のキャッシュ先を指定
Restart if Process Diedをオンにして自動復帰させる
参考資料 📚
その他 🔗
- TouchDesigner Wiki — Category:TOPs
- TouchDesigner Wiki — Pixel Formats 解説
- TouchDesigner Wiki ホーム
- TouchDesigner 公式 Forum
- Facebook — TouchDesigner Help Group

